私ども劇団青年座は、1954年5月、当時、劇団俳優座の準劇団員であった若者が、俳優座から別れて作った劇団です。『創作劇の青年座』として劇団の創立以来数々の書き下ろし作品を上演しつづけてきました。翻訳劇全盛期の創立当時は、創作劇上演自体無謀な行動であり、劇団の存続を危ぶまれました。しかし、劇団を創立した10人のメンバーの意志は強く、創作劇の上演を重ねて確実に次代に受け継いできました。劇作家も椎名麟三以来時代と共に範囲を広げ、マキノノゾミ、鐘下辰男、坂手洋二、永井愛、松田正隆という新世代の劇作家との舞台を次々と発表しています。劇団青年座の「創作劇上演」は日本の演劇状況をより活発に、新鮮に塗り替えていると自負しています。今後も創作劇の上演はもとより、近代古典の現代的視点による上演、海外作品の上演、またミュージカル作品の上演も行っていきます。私たちの姿勢が認められ、特別推進事業の助成団体として、文化庁から2度も選ばれました事は、ますます我々に勇気を与え、今後の活発な劇団公演に油をさした結果となりました。