大家です。

今日から甲子園大会が始まりました。
残念ながら我が長野県代表は開会式第一試合で敗れてしまいました。「昭和の子供」の稽古を終えて帰宅し、八時からNHKの「幻の甲子園」という番組を観ました。戦時中、国威高揚の為に文部省主催で行われた大会で、開会式は神武天皇を祀った神社で行われ、開会の挨拶は東条英機でした。選手交代も認めない、準決勝と決勝が同日開催という、過酷に打ち勝つことを是とする事を国民に強いることを目的としたような大会だったみたいです。

 八月のせいでしょうか?
今朝、甲子園大会の開会式を台詞を覚えながら観ていたのですが、入場行進が、軍事パレードのように、ユニフォームが軍服に、ソックスがゲートルに、野球帽が軍帽に見えてしかたなかった。
校歌も応援歌も軍歌のように聞こえてしまいました。国旗掲揚の時には背筋がぞっとしてしまいました。

戦後六十五年、まだまだ僕らの中にそんな幽霊のような何かが残っているんだと感じた一日でした。


今この文章を書きながら祭り囃子が聞こえています、日本という国、日本人だという自覚、そういうことから逃げてはいけないんだと感じています。

 「昭和の子供」を演じて、そういったことが伝えられたら良いなと思った一日でした。長々と酒の勢いを借りて書いてしまいましたが、過去をしっかりと見詰め、今僕らは何をしなければいけないのか、そういうことを問いただす芝居になったら、そうしなくてはと思った一日でした。


何だか柄にも無いことを書いてしまいましたが、これも新劇の今の時代における責任だと思っています。


大変ですが頑張ります。是非御覧になって下さい。


  八月七日 大家仁志


PS
昨日、マキノノゾミ主宰MOPのファイナル公演「さらば八月のうた」にゲスト出演してきました。
こちらも1943年から2010年までを綴った素敵な芝居です。新宿紀伊國屋ホールにて8月16日まで上演しています。是非御覧下さいませ。



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現在、2010年の今、25歳の役でした。