「明治は遠くなりにけり。」
昭和生れの軍国少年の私はよく聞かされた言葉です。


芝居の主人公昭治が、
「裏切者!」 「卑怯者!」
と言われて
「しかし生きのびて、女性を愛し、虚名を博し、豊かな生活を送ることがどうしていけないのだ、そのために生きのびりことが・・・」
と叫びます。

今この国のドンカンな政府は、核の傘に入るのも必要だと言っています。
明治や昭和は遠くなってもかまわない。

でも原爆や安保は遠くなっては困るのです。
子や子孫の為にも。



児玉謙次