『タカラレ六郎の仇討ち』の幕がおりてひと月近く。
現在、劇団青年座では2つの作品が旅公演で各地をお邪魔しています。

東北・首都圏ブロックを巡演している『赤シャツ』。
そして九州ブロックを回っている『ブンナよ、木からおりてこい』。

どちらも幾度も再演を重ねている劇団の代表作です。
今回は九州から、ブンナチームの様子をお届けしたいと思います。



夏の新国立劇場での公演から3ヶ月。
年明けに閉館してしまう前進座劇場での舞台稽古を経て、月半ばに北九州入り。
12日の小倉で旅公演の幕が開き、下関、飯塚、直方、そして田川まで回ってきました。


開演前は道具を搬入し、各部所に分かれて怒涛のような仕込み作業が始まります。


舞台上ではセットの組み立て。

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東京公演の時から使用している盆舞台で旅を回るのですが、スタッフ、キャスト、そして演劇鑑賞団体の会員の皆様が力を合わせ、パズルのように椎の木を立てていきます。



他にも照明を仕込んだり、音響のセッティングをしたり、各チームが慌ただしく本番に向けて準備をします。

舞台裏では衣裳チームが衣裳のメンテナンスも行っています。
柳下季里と勝島乙江の雀コンビは履き物の色塗り。

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文芸部の金澤菜乃英は今回の旅では衣裳チーフを担当。
役者陣の激しい動きで傷んだ衣裳などをひとつひとつ手直ししてくれています。

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蛇は尻尾も長くて大変そうだけれども、なんだか楽しそう。



さて、第一弾はこんなところで。

そうそう、もう一つ、お茶場を担当している香椎凜。

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スタッフ作業はおなかも減るし喉も乾くし、そんな皆の力の源がお茶場。
食事時などは特に大変ですが、おかげで毎日元気に芝居に取り組むことができます。

今日は大分。
これから九州の東側をまわります!