『UNIQUE NESS』特別企画 作・演出の早川康介氏と企画者 盒狭子インタビューを2回に分けてご紹介します。
◆この企画のオファーがあった時の心境
盒供Щ笋ら正式にオファーがあった時の心境はどうでしたか?
早川:「うそだ」って思いました。
盒供А峇覯莉个靴舛磴辰燭鵑任后廚辰討い事後報告でしたよね(笑)。
早川:決定の報告は突然でしたけど、以前から盒兇気鵑論椎座で(東京で)やってほしいって言って下さっていて、それはすごく嬉しかったんです。
ただそういうことは今までもいろいろな方からたくさん言われていて、結局実現しない事の方が多かったので
「大人なんてみんな嘘つきだ」なんて思っていました(笑)。だけどそんな中でもこのお話が実際に決まったので「大人にも嘘をつかない人がいるんだな」って(笑)。
だから高橋さんに嘘つきの役をやってもらおうと思ったんです。
◆盒狭子の印象
早川:盒狭子さんという女優さんは、すごい上手な方です。
…っていうと怒られるんですよ。でも本当に僕、嘘ついたことないので、やっぱり上手だなと。でも多分慣れてないことはいっぱいあるんだろうなとも思います。僕たちは今までコメディをやってきて、この台詞はこの音のトーンでやると笑える、という方法みたいなものを知っていますけど、それを知らない人や、ニュアンスがわかってもスッと出来ない人がいるんだっていうのは、青年座で稽古してても感じました。
だからある一点ではものすごい器用なのに、ある点ではものすごい不器用な人っていうイメージ。
でも僕の言ってることはすごくわかってくれて、聞いてくれるのがとても嬉しいです。
「すごい理解者が現れた」と妻にも話しています。
◆稽古の様子
盒供Щ笋劇団ガバメンツの作品に出演するときは、私が大阪に行って稽古して本番を迎えますが、毎回体にすごい負担がかかっているんです。私、東京に出てきてから芝居を始めたので、実家のある関西で芝居をするということに慣れてないからなんですけど。今回は早川さんが大阪から東京にいらしているのでいつもと逆のアウェイの状況ですが、その辺はどうですか?
早川:正直な話、稽古初日は今すぐにでも大阪に帰りたいって思っていました(笑)。最初の挨拶で「僕は皆さんの事をイギリス人だと思うようにするので、皆さんも僕をイギリス人だと思ってください」って言いましたけど外国に一人で、言葉も通じないホストファミリーの家に連れてこられたという印象でした。でも帰りたい気持ちはあまり長引かなかったですね。3〜4日経つうちにだんだんその割合が減っていって、今はもう逆に大阪に帰るのが怖い(笑)
稽古場は、お芝居に集中できる環境を皆さんが整えて下さるのでとても幸せだなと実感しています。だって稽古中に頭ぶつけたらそこにウレタンのマットを仕込んでくれたりするぐらいですし(笑)。お芝居の事だけ考えてればいい環境ですが、その代り責任も大きいなと感じます。でも毎日がすごく楽しい。毎日5〜6時間稽古していますが、2〜3時間しか経ってない感覚です。「あ、もう終わっちゃった」って感じ。
盒供А屬泙世笋蠅燭ぁ廚辰道廚い全体にある、いい稽古場だなと思います。みんなが早川さんとコンタクトを取ろうとしていて、もっと早川さんと話がしたいって雰囲気を感じますね。
早川:みんなすごくお芝居が好きな人たちで、みんなで「やるぞ」って思って下さっている感じがすごく嬉しいです。
盒供А雰慮澱罅冒畧遒気鵑里っしゃっている意味も分かるし、やりたいことも自分の中にはあるのにそれが出来ないという、いつも劇団ガバメンツの作品に出演するたびに自分がぶつかる壁に、今回は全員がぶつかっている感じというか。やっぱりみんなここでぶつかるんだなって思います。青年座のやり方のようなものが身についていているのでしょうかね。おこがましいかもしれませんが…。
早川:僕は逆で、ここは勢いでいけるって思ったことを「ここは違うだろ」と突きつけられて、そういう風に丁寧にしないと伝わらないこともあるんだっていうことを知って、すごい勉強になっています。だから吸収したもの勝ちな気がするんです。僕は新劇の芝居の作り方、みなさんは今回でコメディの作り方を手に入れれば、お互い同じだけぐんとパワーアップできるような気がしています。
盒供Гい弔睨楔演は劇団の演出家が演出するんですが、今回は外部から芝居の舵を取る人がいらっしゃって、それが普段と違うからか、座組の結束力を感じます。
早川:始まった時は、とにかく「味方なんだ」と思うことが大事なんだと思いました。最初の一週間はお互いをわかりあう大事な時間になりましたし、読売の稽古場(青年座第2スタジオ)でのあの時間は僕にとって今の財産になっています。そこで逃げずに前を向けてよかったなと思います。…実はすっごい怖かったですけど…。
盒供Г△両譴任互いに思ってることを全部出して、早川さんがそれにちゃんと向かい合って下さったことが大きかったなと思います。
早川:今では僕、稽古後の飲み会はほぼ皆勤ですよね。
盒供Дバメンツの稽古後は、みなさんドライな感じでいつもすぐに帰るのに(笑)。
早川:だから最近帰ると深夜になってて。でも疲れてるけど嫌な疲れじゃないんです。「明日何しようか」って気持ちになって寝られますし、朝もさっと起きられるので快調です。
続きはまた明日。お楽しみに!
◆この企画のオファーがあった時の心境
盒供Щ笋ら正式にオファーがあった時の心境はどうでしたか?
早川:「うそだ」って思いました。
盒供А峇覯莉个靴舛磴辰燭鵑任后廚辰討い事後報告でしたよね(笑)。
早川:決定の報告は突然でしたけど、以前から盒兇気鵑論椎座で(東京で)やってほしいって言って下さっていて、それはすごく嬉しかったんです。
ただそういうことは今までもいろいろな方からたくさん言われていて、結局実現しない事の方が多かったので
「大人なんてみんな嘘つきだ」なんて思っていました(笑)。だけどそんな中でもこのお話が実際に決まったので「大人にも嘘をつかない人がいるんだな」って(笑)。
だから高橋さんに嘘つきの役をやってもらおうと思ったんです。
◆盒狭子の印象
早川:盒狭子さんという女優さんは、すごい上手な方です。
…っていうと怒られるんですよ。でも本当に僕、嘘ついたことないので、やっぱり上手だなと。でも多分慣れてないことはいっぱいあるんだろうなとも思います。僕たちは今までコメディをやってきて、この台詞はこの音のトーンでやると笑える、という方法みたいなものを知っていますけど、それを知らない人や、ニュアンスがわかってもスッと出来ない人がいるんだっていうのは、青年座で稽古してても感じました。
だからある一点ではものすごい器用なのに、ある点ではものすごい不器用な人っていうイメージ。
でも僕の言ってることはすごくわかってくれて、聞いてくれるのがとても嬉しいです。
「すごい理解者が現れた」と妻にも話しています。
◆稽古の様子
盒供Щ笋劇団ガバメンツの作品に出演するときは、私が大阪に行って稽古して本番を迎えますが、毎回体にすごい負担がかかっているんです。私、東京に出てきてから芝居を始めたので、実家のある関西で芝居をするということに慣れてないからなんですけど。今回は早川さんが大阪から東京にいらしているのでいつもと逆のアウェイの状況ですが、その辺はどうですか?
早川:正直な話、稽古初日は今すぐにでも大阪に帰りたいって思っていました(笑)。最初の挨拶で「僕は皆さんの事をイギリス人だと思うようにするので、皆さんも僕をイギリス人だと思ってください」って言いましたけど外国に一人で、言葉も通じないホストファミリーの家に連れてこられたという印象でした。でも帰りたい気持ちはあまり長引かなかったですね。3〜4日経つうちにだんだんその割合が減っていって、今はもう逆に大阪に帰るのが怖い(笑)
稽古場は、お芝居に集中できる環境を皆さんが整えて下さるのでとても幸せだなと実感しています。だって稽古中に頭ぶつけたらそこにウレタンのマットを仕込んでくれたりするぐらいですし(笑)。お芝居の事だけ考えてればいい環境ですが、その代り責任も大きいなと感じます。でも毎日がすごく楽しい。毎日5〜6時間稽古していますが、2〜3時間しか経ってない感覚です。「あ、もう終わっちゃった」って感じ。
盒供А屬泙世笋蠅燭ぁ廚辰道廚い全体にある、いい稽古場だなと思います。みんなが早川さんとコンタクトを取ろうとしていて、もっと早川さんと話がしたいって雰囲気を感じますね。
早川:みんなすごくお芝居が好きな人たちで、みんなで「やるぞ」って思って下さっている感じがすごく嬉しいです。
盒供А雰慮澱罅冒畧遒気鵑里っしゃっている意味も分かるし、やりたいことも自分の中にはあるのにそれが出来ないという、いつも劇団ガバメンツの作品に出演するたびに自分がぶつかる壁に、今回は全員がぶつかっている感じというか。やっぱりみんなここでぶつかるんだなって思います。青年座のやり方のようなものが身についていているのでしょうかね。おこがましいかもしれませんが…。
早川:僕は逆で、ここは勢いでいけるって思ったことを「ここは違うだろ」と突きつけられて、そういう風に丁寧にしないと伝わらないこともあるんだっていうことを知って、すごい勉強になっています。だから吸収したもの勝ちな気がするんです。僕は新劇の芝居の作り方、みなさんは今回でコメディの作り方を手に入れれば、お互い同じだけぐんとパワーアップできるような気がしています。
盒供Гい弔睨楔演は劇団の演出家が演出するんですが、今回は外部から芝居の舵を取る人がいらっしゃって、それが普段と違うからか、座組の結束力を感じます。
早川:始まった時は、とにかく「味方なんだ」と思うことが大事なんだと思いました。最初の一週間はお互いをわかりあう大事な時間になりましたし、読売の稽古場(青年座第2スタジオ)でのあの時間は僕にとって今の財産になっています。そこで逃げずに前を向けてよかったなと思います。…実はすっごい怖かったですけど…。
盒供Г△両譴任互いに思ってることを全部出して、早川さんがそれにちゃんと向かい合って下さったことが大きかったなと思います。
早川:今では僕、稽古後の飲み会はほぼ皆勤ですよね。
盒供Дバメンツの稽古後は、みなさんドライな感じでいつもすぐに帰るのに(笑)。
早川:だから最近帰ると深夜になってて。でも疲れてるけど嫌な疲れじゃないんです。「明日何しようか」って気持ちになって寝られますし、朝もさっと起きられるので快調です。
続きはまた明日。お楽しみに!