1月29日海老名演劇鑑賞会の例会からスタートした

『見よ、飛行機の高く飛べるを』

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撮影=小林万里


現在、演劇鑑賞会 北海道ブロックを巡演中です。

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本日より数回にわたって
演劇鑑賞会 神奈川ブロックの会員さんから寄せられた感想をご紹介します。


『見よ、飛行機の高く飛べるを』感想Part1



◆1910年.大逆事件、韓国併合。
平塚雷鳥らによる「青鞜」も同年発刊されます。
全寮制の女子師範は息の詰まるような良妻賢母型女子教育の場とされますが、
新しい波を要求する彼女たちは、自主的にサークルを作り勉強し雑誌発行も計画します。
教育界全体が戦時色を濃くする中で、生徒たちに人気のある教師は「主義者」として放逐されます。
「主義者」でなくとも、そのようなレッテルを貼られる時代でした。
レッテルは一生付いて回ります。
彼女たちは権力の側の脅しと父母や周囲の眼の中で、
学校と一時は妥協しますが、それだけでは終わりませんでした。
戦後も理想と現実の分厚い壁の間で、若者たちはもがき苦しみながら生き抜いて来ました。
親や親戚にかける迷惑とか、その後は連れ合いや子ども、孫への不利益を見越しながら、現実との妥協を繰り返して来ました。
明日もまた現実の分厚い壁の前に、理想を忘れることのできない老人の、思案に暮れる姿が見られるでしょう。
【男性】


◆今では当たり前となっている言論の自由と、
女性が一人前の人間として生きる自由が、この時代はなかったんですよね。
自由と権利を勝ち取る闘いは、相当大変ですよね。
それでも未来の安定した生活を捨てて、しかもストライキをやれば危険思想の持主として国から睨まれる。
一人になってでも、この運動をやろうとしているのは立派です。
こうした運動のおかげで現在の日本があるんですよね。
【男性】


◆大変感動しました。
胸の中に深く熱いものが広がりこんな素晴らしい舞台を創り上げた皆さんに心から感謝を捧げます。青年座の舞台は初めてです。大事なメッセージそして人間の素晴らしさを感じさせてくれてありがとうございました。
無記名


◆このお芝居のようなストライキはありませんでしたが、高校時代の出来事を思い出しました。
校則で違反とされているグループサウンズの写真集(だったかな・・・)?を学校に持ってきた同級生がいて、話し合いをもたされました。少し年上の世代が学生運動の盛んな時代でした。
初江さんのような気骨ある人もいなくて、校則だから守らなければならないという結果に終わりましたが意見をかわしたあった緊張感が思い出されます。
【女性】


◆3時間は長いと思っていたのですが、終わってみるとあっという間の時間でした。劇中で心に響く言葉があり、その都度心にとめておこうと思いましたが直ぐわすれてしまいました。覚えているのは「知るって知らないよりいいのよ」。新聞も回し読みの時代にあって、知ることで時代を切り開いてきた女性たちがいたことで今があると改めて思いました。
【女性】


◆今ある「あたりまえ」はどうつくられたのか。歴史的には、ほんの少し前の出来事。芝居で語られる一言一言が受け身の私にひしひしと伝わってきました。大きな壁を壊すことの大変さはお真も昔も変わらない。思いがけず、涙でカーテンコールがにじんだ。
【女性】


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[チケット状況 2月20日現在]

3月1日13:30の回、残席が少なくなってきました。
ご予約はお早めに。


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劇団青年座 第225回公演
見よ、飛行機の高く飛べるを
2017年2月28日(火)18:30開演/3月1日(水)13:30開演

練馬区立練馬文化センター・小ホール

<入場料> 全席指定
一般=4,000円
U—25=2,000円
※25歳以下、青年座のみ取扱い、当日受付精算のみ、身分証提示

<前売開始>
1月11日(水)

<チケット取扱い>
◆劇団青年座=0120-291-481(チケット専用11:00〜18:00・土日祝除く)
◆青年座HP=http://www.seinenza.com
◆電子チケットぴあ=0570-02-9999【Pコード:454-831】
◆ローソンチケット=0570-084-003【Lコード:33808】
※オペレーター対応10:00〜20:00=0570-000-407
◆イープラス=http://eplus.jp

<お問い合わせ> 
劇団青年座
〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-53-12
TEL=03-5478-8571/FAX=03-3465-0335
E—mail=info@seinenza.com
http://www.seinenza.com
青年座twitter=@_seinenza