劇団青年座第237回公演
明日−1945年8月8日・長崎
原作=井上光晴 脚色=小松幹生 演出=鈴木完一郎 演出補=山本龍二

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皆さん、こんばんは。
青年座ブログ2回目の本日は、
脚色の小松幹生さんのプロフィールと、
初演時パンフレットにご寄稿頂いた文章を掲載致します。


小松幹生(こまつ・みきお)【1941年―2016年】
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高知県安芸市出身。1968年早稲田大学演劇科卒。
以後、劇作ひとすじに、中味の濃い創作活動を続けた。
青年座への戯曲提供は、『デスマッチ連歌』(1975)、『雨のワンマンカー』(1976)、『ブンナよ、木からおりてこい』(原作=水上勉/1978)、『風のうた みみをすませば』(1984)、『明日−1945年8月8日・長崎』(原作=井上光晴/1989)、『深川安楽亭』(原作=山本周五郎/2004)、『龍か、あれは俺のともだち』(2005)がある。





― 柄にもなく ―

 言いわけではありませんが、人にはそれぞれ胸に抱えているテーマがあって、原爆あるいは原発、もしくは戦争、ひいては昭和史といったものは、多分ぼくのテーマではないという風に思っているのだけれど、多分と言うのは、自分で自分のことは本当に判るものではないので留保するのですが、それなのに、この原作を脚色するのは、逆にそういった人間の方が適任だと考えるからで、適任だというのは、それにのめり込んでいる人よりは、そうでない者の方が、それを扱うのに適している、演劇というものの、それが特質だろうと思うのです。
 映画「明日」は観ました。久しぶりに映画の語り口というものを味わせてくれたいい映画でした。一言でいうと、言葉で何かを言うのでない、シーンとカットのつみかさねのリズムなのです。井上光晴さんにお会いした時に面白かったと言うと、井上さんは“うーむ……”と、あまり認めてはいない様子でしたが、もちろん原作者にはまた特別の思いがあるのは、考えてみれば当然かもしれませんので、この舞台あるいは脚本も、原作者に愛されるかどうかは、まあ、どうでも(という言い方もないけれど)いいわけで、観客の前で演劇としての魅力を発揮すればいいのです。ぼくは本を書いて、あとは演出と役者とその他現場の人にまかせるわけで、ほとんど祈っていると言ってもいいのですが、起承転結という言い方でいえば、“転転転転……”とピンと張りつめた糸をたどるような、コンパクトな舞台になると思っています。
 ところで、こういう仕事をすると、すぐに影響を受けるもので、井上さんの「輸送」も読んだりしているうちに、柄にもなく、今度は原発の周辺で書いてみようかなどと思ってもいます。
(初演パンフより抜粋)


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2019年7月10日(水)〜17日(水)
東京芸術劇場シアターイースト


入場料【全席指定】
前売=5,000円/当日=5,500円
U25(25歳以下)=3,500円※/U18(18歳以下)=2,000円※
※=青年座のみ取扱い・当日受付精算のみ・身分証提示

◆チケット取扱い
劇団青年座=0120-291-481(チケット専用11:00〜18:00 土日祝除く)
青年座HP=http://seinenza.com
東京芸術劇場ボックスオフィス=0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
電子チケットぴあ=0570-02-9999【Pコード=492-517】
ローソンチケット=0570-084-003 【Lコード=32553】
0570-000-407(オペレーター対応10:00〜20:00)
イープラス=http://eplus.jp

【お問い合わせ】 
劇団青年座
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷1-53-12
電話 03-5478-8571 FAX 03-3465-0335
E-mail info@seinenza.com

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―チケット情報―

7月10日(水)19時開演・・・・・・〇
7月11日(木)14時開演・・・・・・〇/19時開演・・・・・・〇
7月12日(金)19時開演・・・・・・☓
7月13日(土)14時開演・・・・・・△
7月14日(日)14時開演・・・・・・△/19時開演・・・・・・〇
7月15日(祝)14時開演・・・・・・〇
7月16日(火)19時開演・・・・・・〇
7月17日(水)14時開演・・・・・・〇

※7月12日(金)19時開演の回は、チケット完売となりました。
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