劇団青年座第241回公演
ありがとサンキュー!
作=松本哲也 演出=磯村純


皆さん、こんばんは。

いよいよ初日が近づいてきた『ありがとサンキュー!』

本日は増子倭文江インタビュー完全版をお届けします。

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―この度は第27回読売演劇大賞優秀女優賞受賞おめでとうございます。

増子 ありがとうございます。

―今の率直な感想をお聞かせいただけますか?

増子 本当にこんなに嬉しいことはないです。
    親が生きていたら私よりすごく喜んだと思いますね。
    私の芝居をほとんど観ないで亡くなっていますので。
    報告できたのが嬉しいなと思っています。
    やっぱりそんな華やかな場所で活動しているわけではないので…
    まあ新劇なんで結構そうですよね。だからちゃんと観てくださっている方が
    いたんだっていう事に感動しています。
    本当に励みになるんですよね。人からちゃんと評価をしていただくことは。
    だからこれからもまだやれるかなって。
    頑張れって背中を押されたような気がして、すごく今、また力が湧いてきました。

―ありがとうございます。
では、いよいよ初日が近づいてきた次回出演作『ありがとサンキュー!』
についてお伺いしたいのですが、作者・松本哲也さんの作品に出演されるのは
トローチ公演『咲き誇れ』(2018年)に続き2回目ですよね?
松本作品の魅力についてお聞かせいただけますか?

増子 一見すると何でもないような風景であったり、
    何でもないようなやり取りなんですけど、
    その裏側の登場人物たちが持っているバックボーンっていうのが
    すごく大きくて、そういった事が垣間見えながらの会話になると、
    物語としてのボリュームが出てくるんですね。
    それに俳優として挑むのはやっぱりハードルが高いんだけど、
    今はみんな、そこに挑戦してるような感じですね。
    うん、むずかしいですよ、今回も(笑)

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―松本作品の特徴の一つとして「宮崎弁」というものがありますが、
方言を使用したお芝居の面白さや難しさというものは何かありますか?

増子 方言のお芝居は時間がかかりますね。
    方言を会得するというか、滑らかにセリフとなって出るまで、
    とても時間がかかります。気持ちが乗っていくようになるまで。
    だから、難しいは難しいんですけど、
    考えてもいないようなニュアンスが出てくるので、そこは面白いと思っています。
    でも宮崎弁は難しいですね。
    今までやってきた中でもすごく難しい方に入ります。
    手がかりが少ないんですよね。語尾をここで上げるとか。
    方言指導に入って頂いている松本さんはポイントを指摘してくれるんですけど、
    まだ法則みたいなのが掴めていなくて、結構手こずってますね。

−稽古場の雰囲気はどのような感じですか?

増子 稽古場は明るいですよ。意見が飛び交う現場ですね。
    若い子たちもちゃんと自分の意見を言いますし。
    私はそういう風に「自分はこう思う」とか「こうしたい」と
    言い合える事はすごく良い事だと思うんです。
    今回は毎日新鮮な気持ちで稽古に向かえてますね。

−話題を変えてプライベートな事を少し聞いてみたいと思うんですけど、
最近ハマっている事はありますか?

増子 最近というよりずっとなんですけど、焚き火が好きなんですよ。
    何時間見ていても飽きないし、すごく無心になれます。
    ただ色々なものを燃やしているだけなんですけど、
    なんだか気持ちがいいんです。
    うん、そんなに哲学的な理由はないですけど、焚き火はいいですねぇ(笑)

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−ありがとうございます。では最後に皆さまにメッセージをお願いします。

増子 劇団青年座公演『ありがとサンキュー!』は2月19日から25日の期間、
    池袋にあるシアターグリーンBIG TREE THEATERにて上演します。
    私は14歳から104歳までの年代を駆け抜けています。
    他の皆んなも様々な年代の役を生きています。
    ぜひ観にいらしてください。劇場でお待ちしております。

◇増子倭文江 インタビューダイジェストは 【コチラ】

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◆公演詳細◆
劇団青年座第241回公演
『ありがとサンキュー!』
作=松本哲也 演出=磯村純
―スタッフ―
美術=根来美咲 照明=鷲崎淳一郎 音響=中島正人 衣裳=小泉美都
舞台監督=西村珠生 製作=長尾敦
―出演―
名取幸政、山野史人、山口晃、家中宏、横堀悦夫、五十嵐明、松田周、古谷陸
井上夏葉、増子倭文江、小林さやか、魏涼子、小暮智美、橋本菜摘

2020年2月19日(水)〜25日(火)
シアターグリーンBIG TREE THEATER


―入場料(全席指定)―
一般=5,000円/U25(25歳以下)=3,500円※/U18(18歳以下)=2,000円※
※青年座のみ取扱い/当日受付精算のみ/要身分証提示

★ありがとサンキュー!割引=3,900円(2月24日17:30分開演の回のみ)


―チケット取扱い―
<劇団青年座>
0120-291-481(チケット専用11:00〜18:00 土日祝除く)
http://seinenza.com
<電子チケットぴあ>
0570-02-9999(Pコード 498-116)
<ローソンチケット>
0570-084-003(Lコード 34379)
0570-000-407(オペレーター対応10:00〜20:00)
<イープラス>
http://eplus.jp

―お問い合わせ―
劇団青年座 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-53-12
Tel.03-5478-8571 Fax.03-3465-0335
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