小暮:同盟通信社とは、どんな会社だったのですか。通信社と新聞社は違うわけですよね。
黒岩:新聞社にしても放送局にしても、もちろん独自に取材することはあるんですけども、その人材や時間に限りがあるので、世の中で起こっているすべてのことを網羅することはできません。通信社の場合は、全国各地、世界各国に取材する記者がいて、そこで得たいろんなニュースを新聞社や放送局に提供して、そのニュースをそのまま流すことになる。大手新聞社と違って特に地方新聞社は、取材する機能に限界があるのでので、通信社から配信されたニュースを記事として載せることができるので、ありがたいというかね。
御巣鷹山に飛行機が墜落した事件を取材する群馬の新聞記者たちの話を映画にした「クライマーズ・ハイ」という作品があるんですけど、編集部にピンポンって独特のチャイムが流れて、共同通信ニュース速報として「羽田発大阪行、日航機123便、レーダーから消失」ってスピーカーから流れてくるシーンがあります。つまり、ニュースをメディアに発信するのが、通信社の本来の役割なんだと思います。
同盟通信に話を戻しますね。同盟通信社は、満州事変をきっかけに1936年(昭和11年)に設立されました。二・二六事件が起こった年で、その次の年に日中戦争が始まります。新聞聯合と電報通信社(電通)という二つの通信社が合併して作られた国策会社が同盟通信社です。当時、聯合はどちらかというと外務省との結びつきが強く、電通は陸軍が肩入れしていました。いずれにしても2つの通信社があるとニュースにばらつきがあったり、同じこと事を扱っていても内容が違ったりしていた。そこで外国と対抗するためにも、国を代表する一つの通信社、ナショナル・エージェンシーを作らなければならないという動きがあって、最終的には新聞聯合が電通の通信部を吸収する形で「同盟通信社」になったというわけです。

最後まで読んで下さりありがとうございます! 第3回に続きます!!
ーーーーーーーー
劇団青年座第253回公演
『同盟通信』
作=古川健 演出=黒岩亮
4月18日(金)〜4月22日(火)
恵比寿・エコー劇場
劇場にて心よりお待ちしております!
黒岩:新聞社にしても放送局にしても、もちろん独自に取材することはあるんですけども、その人材や時間に限りがあるので、世の中で起こっているすべてのことを網羅することはできません。通信社の場合は、全国各地、世界各国に取材する記者がいて、そこで得たいろんなニュースを新聞社や放送局に提供して、そのニュースをそのまま流すことになる。大手新聞社と違って特に地方新聞社は、取材する機能に限界があるのでので、通信社から配信されたニュースを記事として載せることができるので、ありがたいというかね。
御巣鷹山に飛行機が墜落した事件を取材する群馬の新聞記者たちの話を映画にした「クライマーズ・ハイ」という作品があるんですけど、編集部にピンポンって独特のチャイムが流れて、共同通信ニュース速報として「羽田発大阪行、日航機123便、レーダーから消失」ってスピーカーから流れてくるシーンがあります。つまり、ニュースをメディアに発信するのが、通信社の本来の役割なんだと思います。
同盟通信に話を戻しますね。同盟通信社は、満州事変をきっかけに1936年(昭和11年)に設立されました。二・二六事件が起こった年で、その次の年に日中戦争が始まります。新聞聯合と電報通信社(電通)という二つの通信社が合併して作られた国策会社が同盟通信社です。当時、聯合はどちらかというと外務省との結びつきが強く、電通は陸軍が肩入れしていました。いずれにしても2つの通信社があるとニュースにばらつきがあったり、同じこと事を扱っていても内容が違ったりしていた。そこで外国と対抗するためにも、国を代表する一つの通信社、ナショナル・エージェンシーを作らなければならないという動きがあって、最終的には新聞聯合が電通の通信部を吸収する形で「同盟通信社」になったというわけです。

最後まで読んで下さりありがとうございます! 第3回に続きます!!
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劇団青年座第253回公演
『同盟通信』
作=古川健 演出=黒岩亮
4月18日(金)〜4月22日(火)
恵比寿・エコー劇場
劇場にて心よりお待ちしております!