1990年の若松さん
若い頃、生まれ育った下町亀戸が貧乏ったらしく、猥雑で、情が鬱陶しい程絡み合い、とてもじゃないが、これから始まる人生をCOOLに生きようなんて出来はしなかったよ。そこから抜け出す事だけを考えていた。ようするに「東京の田舎っぺ」を恥じていたんだ。でもこの歳になると判るんだ。何十年下町を離れて暮らしても、息遣いが変わらない事を。変わらない事を自覚して初めて、若松さんの気持ちが判りかけて来たように思えるよ。若松さんよ、あんたになりきって見せるよ。初日新宿紀伊国屋。見事な花を咲かせましょ。宜しくお頼み申します。