8月16日15時、亀戸カメリアホールで『夫婦レコード』の舞台稽古開始。今回の舞台稽古は江東区民の方が入っての公開稽古。初めて観客が入っての稽古になった。いつもの稽古ではほとんど笑い声がおこらない。演出家がシビアーな目で見続けるだけ。それがアタマから笑いがおこる。しみじみとしながら楽しい戯曲なのである。劇作家・中島淳彦氏の台本はやはり面白い。お客様が入って再確認。この手ごたえを持ちながら、やりすぎず楽しい舞台をご覧いただけるようみんなで頑張っていきたい。会場のカメリアホールは観客にとって見やすい劇場だ。しかし都内の劇場の御多分にもれず搬入条件は厳しい。舞台は3F。エレベーターで運べるものはエレベーターを使用するが、入りきらない大きなものは手持ちで3Fまで上げる。当然それは重い。それでも上げなければ芝居が出来ない。スタッフの苦労のしどころ。脱水状態になるくらい汗を噴出しながらスタッフは頑張る。そんな人達に芝居は支えられている。また劇場スタッフの協力も大切。一緒に芝居をつくろうという思いのある劇場スタッフがいるところは嬉しい。カメリアホールの皆さんありがとう!そしていざ北海道。2004年の『赤シャツ』に続き良い出会いをしてきたい。
製作部 森正敏