
11月28日19時から亀戸文化センターで演劇講座が開かれた。舞台監督の仕事についての話。講師は青年座の若き舞台監督、尾花真。今年8月『夫婦レコード』の舞台稽古でお世話になったのがきっかけ。20人弱の参加者を前に尾花は持参した資料に沿いながら舞台監督の仕事について丁寧に話をした。観客から見えない仕事だけに面白い企画だ。私自身も舞台監督が自らの仕事について話すことを聞くのは初めて、とても面白かった。話の中で印象に残っているのは「台本をよく読み、本読みをよく聞く。大変な時こそ怒らず、笑いの出る現場を。」というコメント。尾花の仕事に対する姿勢がよく分かった。最後に受講者の一人が「舞台監督の人は怖いという印象があったけど、いろんなところに気を使っている尾花さんの話を聞いて感動しました。」と感想を言って下さったのは嬉しいことだった。こんな機会を作ってくださった亀戸文化センターの皆さんに感謝。
製作部 森正敏