06987cf4.jpg 明けましておめでとうございます。
まったくもって申し訳も一言も無い位御無沙汰してしまった。本当にどう始めたら良いのかも解らん位サボってしまった。日記なのだから誰に詫びることも無いとは思うんだが、一応反省!
で、今年もくだらない事しか書かないぞ、と新年の抱負に決めてしまったのでくだらないことを書こうと思う。
本場ヨーロッパのクリスマス!街は12月に入ると一斉に飾りを始めた。駅、デパート、商店街、公園、噴水。至る所でイルミネーションが輝く。シャンゼリゼ大通りは勿論、巴里中がクリスマスに向けて準備を始める。何だかオペラ辺りの日本人観光客が増えてきたような気がする。デパートのショウウインドーの前でキャーキャー言って写真撮ってる東洋人がいるなあと思ったらやっぱり日本のお嬢さんたちでした。あっ!
突然なんだが思い出してしまったので書く。先日友人を送るためにシャルル・ド・ゴール空港まで行ったと思いなせい!チェックインカウンターっていうのかしら?荷物とか預けるところに行くわな?そこにまあドドーンと訳の解らん格好した東洋人が団体で50人くらいいるんだわ。例によって空港の地べたに座って大体なんか食ってんだわ。「荷物?大丈夫大丈夫、5キロくらいオーバーしてても全然へ・い・き!キャハハハ」みたいなこと太い短い足だらしなく放り出して物食いながらくっちゃべってんだわ。ハイ、日本の御ギャルさんたちの団体でした。吐き気がして友人には一人で行ってもらうことにして外に駆け出してしまった。煙草を2,3本吸って落ち着いたが、あいつら、まさか巴里まで蔓延してきてるとは!別に来ても良いんだが、何だかここでも自分ん家みたいな顔してて、日本の恥なんて事言わないから、せめてフランスに来てるんだからフランスに対する尊敬とか憧れとか持ってて欲しいのに、絶対、皆無なのよ。マシンガン持ってるお兄さん達に「撃っちゃて下さい、お願いしまーす!」って本気で思ったな。
 で、話を戻すとこっちのクリスマスは日本の正月だな。みんな家に帰って家族と過ごす。二年参りなんて言葉は無いんだろうが、教会へは出掛けるみたいだ。せっかく巴里にいるんだからと思って24日のイブは友人達とモンマルトルのサクレ・クール聖堂で25日を迎えた。クリスチャンでもないのにミサに参加してしまった。満場の教会が水を打ったように静まりかえり、神父様の声と合唱隊の美しいハーモニーが響き渡る。「きよしこの夜」「グローリア」など知っている聖歌も聞けた。信仰心のかけらもないが嫌いじゃ無い、何だかこういうのも良いなと思った。日本のクリスマスとは大違い!日本じゃ酒飲んでお姉ちゃんとデートして・・・・だから、やっぱり日本は正月なんです!kamisamaを一年で一度キチンと感じる事の出来る日、空気まで張り詰めたような、あの元旦の雰囲気は格別ですな。
こちらは大晦日(そんな言い方は無いが)から新年にかけて、あのクリスマスに行儀の良かった西洋人どもが酒瓶片手に大酔っ払いだらけ、ビックリした。電車も街も酔っ払いだらけ。こっちは日本みたいに酔っ払い見かけないから本当に驚いた。で、2日からもう平日なのよ。普通の日、店も郵便局も何でもやってるの。えっ?もう終わり?って感じ、明けましたらお終い、みたいな。
劇団の家中先輩が注連縄と干支の飾りを送ってくれた。おかげで巴里の我が家は正月を迎えることが出来た。感謝!ただ松飾はどう始末すれば良いんだか?
24日から深川安楽亭が始まるそうだ。懐かしい、下北沢を思い出す。新たなメンバーを加えまた新鮮なステージとなることだろう。頑張って下さい。
またいつになるか解らんが、頑張って日記を書こうと新年の目標には書いてみた。
今年もよろしくお願いします。

大家仁志
2007年1月18日